打線が爆発も難しい局面に【10/3 VSDeNA】
ドラゴンズ ベイスターズに勝利!
試合序盤で打線が爆発し早々に勝負を決めた試合。ただ、こうした試合も難しいところがあるよね。
打線爆発!
今日は打者陣から触れていこうと思う。確実に状態は上がってきた中、序盤2イニングは本当に見事な攻撃だった。
周平 安定のクラッチヒット
今日も口火を切ったのは周平。2アウトから外国人コンビが作ったチャンス。ここをモノに出来なかったのが今年のドラゴンズ打線。しかし、今の周平はきちんと仕事をこなしてくれる。序盤の9点もこのタイムリーがあったからこそ。そう考えると、本当に大きな一打だった。
キノタク 打てる捕手だ!
初回は周平のタイムリーからさらに広がったチャンスを活かしたタイムリー。攻めの時間が長くかかった中、1点では物足りないというところでありがたい追加点だった。そして、2回のスリーランはお見事の一言。この試合の主導権を完全に握る一発だった。
打てる捕手がいてくれると点が入りやすいと改めて感じた活躍ぶり。攻守ともに欠かせない存在となりつつあるので、疲労と故障には注意して欲しい。
一つ苦言を
序盤の攻めは何のケチも付けられない素晴らしい攻めだったが、その後追加点を取れなかったのは頂けない。序盤で大差を付けた時点で今日の試合は勝つだけでなく、リリーフを温存しながら勝つとチームのビジョンが変わった。そのためにはコンスタントな得点が必要だったのだが。
相手も連戦続きでリリーフは疲弊しており、負けが濃厚な試合でそれほどリリーフは使いたくない。そうした後手後手の投手起用をしなければならない相手にもう一撃加えることが出来なかったのは残念であり、大きな反省点。
難しい投手運用
上記でも言ったように、序盤で大量点を取ったことで今日の試合はリリーフを温存したいと首脳陣は考えたはず。ただ、ヒッターズパークであまり隙を見せる訳にもいかず、難しい投手運用となった。
福谷 仕事を果たす
序盤の大量点により、ある程度の失点は許容しながら少しでも長いイニングを投げるというプランに変更したと思う。福谷にとってこういった試合はほとんど経験がないので少し心配していたが、7回まで投げ切り立派に仕事を果たした。
被本塁打2本については反省が必要だが、後続をきちんと切っていたので大きな問題とならなかった。長打を打たれても割り切った投球が出来たのは大きな収穫。結果的に4失点を取られたことは福谷にしては悪い結果だと思うが、今日は長いイニングをきちんと投げることが大事。どうしてもこちらは守りに入ってしまい、相手は開き直って攻め一辺倒となる難しい展開。こうした展開でもしっかり試合を作った福谷は頼もしい存在。
結果的に勝ちパターンを投入
結果的に勝ちパターンを投入せざるを得なかったのは勿体なかった。こうなった原因は打線が追加点を取れなかったことも当然あるのだが、もう一つ勝ちパターン以外の投手が今一つ信頼できないところにもある。
現に、今日も最初は木下雄に8回を任せたが、1アウトも取れず徒らにピンチを作っただけの投球だった。彼だけでなく藤嶋や橋本など本来はこうした場面で投げて欲しい面子が頼りなさ過ぎる。この点に関してはオフの課題の一つでしょう。
一方の勝ちパターン、福、祖父江、ライデルには感謝感謝。かなり疲労はあると思うが、確実に勝ちを拾ってくれるので頼もしい限り。
総括
序盤は圧勝の気配も最終的に怪しい空気となってしまったのは残念。打線と勝ちパターン以外のリリーフ陣には反省を促したい。ただ、首脳陣については見事な采配だったと思う。スタメンや継投など勝負をかけるところや丁寧に行くべきところを間違えず、終始良い采配をしていた。
明日も勝って3タテと行きたいが、油断大敵。勝って兜の緒を締めよ!今日の試合で緩まず、明日もやるべきを確実にこなして欲しい。