最「初」が大事 【9/27 VS巨人】
ドラゴンズ ジャイアンツに敗北。
今日は初回の攻防が全てだった。
松葉 悔しい登板に
最低でも5回は投げ切りたかったが、悔しい降板となった。
初回にいきなり
味方打線がチャンスを作りながら無得点で終わった後に迎えた初回のマウンド。すごく嫌な雰囲気の中、その空気に飲まれた投球となってしまった。
先頭打者から珍しくボール先行の苦しい投球、ストライクを取りに行ったところを長打に。続く打者には初球から甘めに投げてしまい、またもや長打に。立ち上がりから連続長打を浴び、いきなりの2失点。表の攻撃を含め最悪の初回となった。
狙われた初球
今日打たれた安打7本の内、初球を打たれたのは4本。さらに今日許した長打2本とも初球からの安打だった。初球からの安打で失点に絡んだのは初回の長打だけであるが、球数が少ない割に終始苦しい投球となってしまった。
松葉が抑えるためにはやはりストライク先行の投球がカギ。しかし、初球から甘めに投げて安打を打たれていては本末転倒であり、もう一つのカギである「低めにボールを集めること」を初球から徹底出来ていなかった。初球をボールから入るケースも目立っており、今日は初球の入り方に問題を残す内容だった。
継投のタイミングに疑問
勝つために継投で勝負にいく姿勢は嫌いではないが、少しタイミングに疑問を抱く展開だった。
- 5回表に打順が回っていた
- 岡本は今日一番合っていなかった
以上の前提条件があったため、交代するならば回頭からか丸のところまで回ってからの二択だったと思う。勝負を賭けるなら5回表に代打を出し5回裏から継投に入るべきであり、松葉を信じてマウンドに送ったのならば岡本の打席までは投げさせるべきだった。
又吉なら岡本を抑えてくれるという気持ちも分からなくはないが、結果的には失敗。結果論なのであまり強く批判はできないが、個人的には中途半端な継投策に見えてしまった。
総括
そもそも初回に1点でも先制できていれば、また違った展開となっていたと思う。大島、京田の連打で無死一、二塁。かなりの確率で点が入る場面だったが、こうした場面でクリーンナップが確実な仕事をできない。
ジャイアンツとの差
今日のジャイアンツ打線と比べると、「長打」と「確実な仕事」、この2点に大きな差を改めて感じた。投手陣にも差を感じる部分はあるが、それ以上に野手陣の差を感じる。
オフにはこの差を埋める努力を球団には期待したいのだが、残念ながらあまり期待できず。躍動を続けている二軍の若竜打線の成長に希望を抱くしか出来ない状況であるのが、嬉しくもあり悲しくもある。