決断できないリーダーは要らない【9/18 VS阪神】

ドラゴンズ タイガースに敗北。

今日も中途半端な試合だった。まだ諦めていないと言っているにも関わらず、相変わらず勝負手が指せない。

今日はかなり采配批判が多めの内容となっています。

柳 2発に沈む

いきなり高めに浮いた変化球を本塁打にされ、その後は四球を連発と柳らしくない投球が目立った序盤。本塁打以外の失点は何とか防いだものの、かなり不安の残る立ち上がりだった。

ただ、その後は徐々に調子を上げていき、3回くらいからはいつもの投球に戻った感じ。序盤の制球難もあり球数はやや多めのペースとなってしまったが、5回を投げ切った。

しかし、6回は再び苦しい展開に。やるべき投球はできていながらも、打たれてしまったのはやはり序盤の球数が響いた形か。3〜5回の投球を見たら完全に立ち直ったと思っていただけに、本人にとってもチームにとっても後味の悪い降板となってしまった。

今日の疑問点

ここからは采配批判です。今日は2つ気になった点があったので、それらについて書いていきます。

柳の降板のタイミング

5回を終えて球数は83球。いつもより少し多めだが、柳なら6回は行けるだろうという球数。ここの続投は当たり前の判断だと思う。

ただ、問題はここから。回頭から2者連続で安打を浴び、無死一、二塁と大ピンチに。上記のように球数も多いペースなので、ここは継投に入るべきタイミング。しかし、首脳陣は続投を選択し、結果的には満塁本塁打と大失敗。

今日が連戦中の試合ならリリーフを温存するという選択も理解できるが、昨日が雨天中止となったので今日はフル動員できる試合。にも関わらずリリーフを出し惜しんでしまったのは理解できない。今日の柳は不安定だということもベンチから見れば一目瞭然であるので、継投に動くには十分なタイミングのはず。

この本塁打で相手打線を勢いに乗ってしまったのを見ると、とても大きな過ちだった。この流れは今日だけでなく、明日以降にも響きそうな気配すらある。

論外な打順

平田の打順を下げたのは機能していた。平田が出塁し下位で送って大島が帰す。とても良い流れが下位打線から作れていたと思う。

一方で問題となったのは2番京田である。平田と打順を交換した形となったのだが、未だに打てない打者を2番に入れるという論外な打順を組むとは思わなかった。

今年は2番強打者を一つの目玉としてやってきたが、この策の趣旨を首脳陣は恐らく理解していないのだろう。他球団が上手く機能しているので、真似をするという浅慮で用いているようにしか感じない。

そして、打順についてもう一つ批判をしたい。それはやはり阿部の起用について。もう正直限界でしょう。まともなチームならスタメンは愚か二軍落ちすらあり得る出来。彼がまだ20代の選手や長年実績を残してきた選手、あるいは一発が期待できる選手であるならば、まだ理解できる。しかし、これらのどれにも当てはまらず、これから期待値が上がっていくとは思えない選手を使い続けるのは理解に苦しむ。

総括

5回までは今日のタイトルを「大島洋平デー」にしようかなとウキウキで見ていたが、首脳陣の勝負眼の無さで又もや見慣れたショボい試合に。あまり偉そうなことは言いたくないが、ここ数週間の戦い方を見ると多くの人の目には『解任』の2文字がチラついているのではないでしょうか。