【ドラゴンズ】3/1 VS 広島 オープン戦の感想

ドラゴンズ、カープとのオープン戦に大敗。

新戦力が期待できる活躍を見せた一方で、既存戦力は不甲斐ない内容。

今回は、野手陣に全く見所がなかったため、投手陣を中心に感想を綴っていきます。

試合の結果

【試合結果】
中日 2－8 広島　1日 ナゴヤD

【投手】
大野雄2、梅津、岡野2、橋本、ロドリゲス、R.マルティネス、藤嶋

相手のエラーを機にビシエドのタイムリー内野安打で先制に成功するも、その後は8回まで無得点。9回に何とか1点を返すものの、後続が続けず試合終了。

投手陣は先発の大野が2回1失点とまずまずの仕上がりを見せるも、2番手の梅津が炎上。9回に登板した藤嶋も満足のいく投球ができず炎上し、今後に不安を残す投球となった。

梅津、調整は遅れ気味

1回3安打3失点 1三振1四球

キャンプ終盤に右肘の張りが出た影響で、この試合が今年2試合目の登板でした。やはりまだ登板数が少ないので、調整は遅れ気味と感じる投球。

時折良いボールはありましたが、全体的に球威がなく開幕ローテに間に合うかは微妙な状況だと思います。

岡野、開幕ローテに名乗りを上げる好投

2回1安打0失点 2三振

2回と短いイニングでしたが無難な内容にまとめ、即戦力ルーキーとして期待できる投球。

1イニング目はボールとなる球も目立ち球数がかさみましたが、2イニング目は完璧な内容。西川や誠也といった広島の主力打者に物怖じしない堂々としたマウンドさばきでした。

今日の試合を見た感想では直球がかなり有効だと思いました。球速は140キロ中盤ながら、スピン量が多く打者が差し込まれる場面も目立ちました。

一方で、変化球は質が悪いというほどではないですが、きちんと低めに制球しなければ危ういと感じた場面も。

前回の登板でも言いましたが、岡野が活躍するためのカギはやはり低めの制球！

橋本、期待が持てる対外試合デビュー

1回1安打0失点

まだ新人のためキャンプはスローペースの調整となり、この試合が対外試合デビュー。デビュー戦の内容はドラフト2位の素質を感じるものでした。

今日の登板では奪三振こそ0でしたが、3つのアウトはいずれもゴロ。スライダーやチェンジアップといった変化球を低めに集めた見事な投球でした。

一方で、制球力や直球の質はもう少し上げていきたいところであり、今後の課題だと思います。

現段階での完成度は岡野に劣りますが、潜在能力の高さは感じ1軍で今後も起用して欲しい投手です！

新・ロドリゲスは素質の高さを示す

1回1安打1失点 1本塁打 2三振

改めてスライダーのキレに惚れ惚れとしました。スライダーを軸に次々と三振を奪っていく投球は見ていて楽しいものでした。

また、今日の試合では左打者のアウトコース一杯に決まったツーシームも強く印象に残り、奪三振力の高さを感じました。

一方で、ホームランを浴びた直球には少し課題が残っています。球速は150キロ前半を記録するものの、球が高めに浮く傾向があり簡単にバットに当てられている状況です。

逆に言えば、鋭い変化球を持ち併せているため、直球の質さえ向上してこればかなり強力な投手になってくれそうです。

ロメロが故障したことにより外国人枠は空いていますが、彼もまたライマルと同様にキューバ代表に招集される可能性が高いので、開幕から起用できないのがもどかしい。

藤嶋、今年初の連投も今後に不安を残す

1回4安打3失点 1本塁打 1三振

今日の試合で9回に連投テストを行ったということは首脳陣が藤嶋を抑えの1番手として評価しているということだと思います。しかし、今日の投球はこの評価を裏切る結果に。

怪しい死球と盗塁、そして送球エラーにより1アウト3塁のピンチを迎え、タイムリーを打たれた場面。本来の投手ではあれば1点は仕方ない場面ですが、抑えを務めたいのであればしっかり抑えて欲しかったです。

そして、その後の2ランホームランは最悪な流れ。今日は意図してる所よりもやや甘めにボールが行っており、簡単に捉えられた当たりが目立ちました。

今日しっかりと結果を残すことができていれば、首脳陣が藤嶋を抑えにする決断を下した可能性もあっただけに、今日の内容にはガッカリしており、今後に不安が残る投球でした。