根尾が魅せた!! -3/13 VSロッテ オープン戦の感想-
ドラゴンズ、マリーンズとのオープン戦にサヨナラ勝ち。
相変わらず不満の募る試合となっていましたが、根尾君のおかげで少しは気が晴れました。
今回も、気になった点を中心に感想を綴っていきます。
試合の結果
【試合結果】
中日 4×-3 ロッテ 13日 ナゴヤD
【投手】
大野雄5.1-又吉0.2-鈴木博0.2-福1.1-岡田1
先発の大野は5回まで0を並べたものの、6回に突如乱調。後続の又吉も打たれ2失点。9回には岡田が制球を乱し勝ち越しを許してしまった。
打線は1点ビハインドで迎えた9回に根尾が同点タイムリーを放つと、続く木下拓がサヨナラタイムリー。今年初のサヨナラ勝ちとなった。
大野雄、好投もスタミナに課題
5.1回4安打2失点 5三振1四球
5回までは開幕投手にふさわしい素晴らしい投球でしたが、球数が90球を超えてきた6回は制球を乱しイニング途中で降板となってしまいました。
今日は試合を作れたという点だけでなく、前回気になっていた奪三振の面でも素晴らしかったと思います。特に、直球でもしっかり三振を奪えていたので安心しました。
一方で、100球も投げていないのにスタミナ切れを起こしたのは心配です。途中降板となった6回は球速が落ちており、制球にも苦しんだ様子。久しぶりに5イニング以上を投げましたが、まだまだスタミナ不足です。
とりあえず、前回の悪い投球から修正できた点は安心しました。まだスタミナ面などで課題は残っていますが、開幕延期に伴い時間はたっぷりあります。オープン戦での不安を完全には払拭できていませんが、あまり大きな心配もいらない状態だと思います。
リリーフ陣、明暗暗暗
今日のリリーフ陣にはガッカリした点が多かったです。
又吉 0.2回1安打 1三振1四球
大野の乱調により緊急登板となりましたが、結果を残せませんでした。
あまり目立ってはいませんでしたが、オープン戦では好投を続けていました。それだけに、本番仕様の登板で結果を残せば、首脳陣からの大きな信頼に繋がったかもしれないので、もったいない投球でした。
昨年から起用法がなかなか定まりませんが、今年もどこが適正か分からないまま開幕を迎えそうです。
鈴木博 0.2回1安打 1四球
一時は制球力に成長が見られていましたが、今日の登板は相変わらずの制球力でした。
2軍であまり調子の良い中継ぎがいないので、ここまで1軍に残留となっていますが、現状1軍では厳しいと思います。
また、制球を意識しすぎるあまり、三振をあまり奪えていないのも気になります。1年目は三振をしっかり奪えていたので、今の博志は魅力のない投手になってしまったという印象を受けます。
福 1.1回完全投球 1三振
今日のリリーフ陣の中では1番素晴らしい投球でした。
前回に引き続きイニング途中での登板となりましたが、完璧に抑えました。本番仕様の登板を2試合連続で無事に抑えたため、首脳陣からの信頼もかなり高いと思います。
藤嶋と岡田が不甲斐ない状況なので、福にはかなり重要な場面での登板が増えそうです。
岡田 1回1失点 2三振4四球
抑えの最有力候補を白紙に戻したいと思うほど最悪な内容でした。
2アウトまでは連続三振と素晴らしい投球を続けていたのに、そこから大きく制球を乱しました。
四球を出さない制球力が1番の持ち味であるにも関わらず、4連続四球は最悪です。岡田を抑えにするのは不安しか感じない状況です。
根尾、チームに漂う停滞感を吹っ飛ばす!
まさしくスターの活躍。見事でそして貴重な一打でした。
150キロを超える速球が持ち味のアコスタと対峙する中、失投となったフォークを見事に捉えました。今まであまり打ててこなかったタイプの投手だっただけに、価値のある一打となりました。
今日のような一打を見ると1軍でも多くの経験を与えたいと思いますが、やはり当面は2軍でしっかり打席に立たせた方が有意義だと個人的に思います。
2軍でやることがない状況であれば、限られた出場機会でも1軍に置いておく価値はあると思います。しかし、根尾はまだ2軍で絶対的な結果を残せていないので、まずは2軍で圧倒的な成績を残せるようになるべきだと思います。
いずれにしても、今の球界では数少ないスーパースターの卵です。大切に育てていきましょう!