負けたけど、収穫≧課題 【7/26 VS阪神】
ドラゴンズ タイガースに敗北。
負けてしまったが、見たかった物が見れた試合でもある。
梅津 現状のベスト
良い意味でも悪い意味でも今日の投球が現状のベストだと思う。
今日も奪三振の山
今日光ったところは奪三振の多さ。追い込んでからはスライダーとフォーク、2つの変化球で三振を量産した。
ただ、一つ気になるのが速球で空振り三振を奪えていないこと。速球の質については詳しいデータを持っていないので客観的にはコメントできないが、スピードが出ている割には相手にとって打ちづらいボールにはなっていないように感じる。
スタミナがやはり課題
今後の課題となりそうなのがやはりスタミナの問題。本格派エースとなってもらうために、5回でへばってもらっては困る。今日はいつもより少なめの球数でイニングを稼げたが、スタミナ的にはは6回が限界だった。球数を少なくすることだけでなく、根本的な体づくりもまだ必要かな。
今日の継投は難しい
高卒ルーキーのミスを責めるのは酷だが、石川くんのエラーから一つずつズレていき、結果的に難しい継投をせざるを得ない状況となった。
福はやはり責められん
木曜に続いての敗因となってしまったが、やはり今季の働きを踏まえると福は責められない。今日も打たれたとはいえ、イニングまたぎの影響も考慮すべき。何とか次戦以降に切り替えて欲しいが、本人の表情を見ると一度下でリフレッシュさせるのも一つの手だと思う。
金曜のあの選択が伏線に
あまり過去を掘り返したくはないが、金曜の谷元という選択が今日の継投の失敗に繋がってしまったと思う。
あの場面で谷元ではなく他の選択肢で上手く結果が出ていれば、今日の7回の継投でその時の投手をワンポイントで挟むことができたはず。そうすれば、福だけに負担がかからず、勝利にもより近づけたのではないか。
今日の継投失敗だけでは責められないが、信用できるリリーフを増やすチャンスを活かせず、何人かのリリーフに負担が集中してしまう状況を作ってしまったのは首脳陣の責任。全体的に見て、今年のリリーフ陣は悪くないと期待しているだけに、細かな疑問手が後に大きく響いているように感じてしまう。
野手陣には一筋の光
一部の打者が首脳陣の期待にようやく応えてくれたのは収穫。ここで挙げていない打者も良いスイングをしていたので、打撃陣に関しては期待値が少し上がってきそう。
井領 対左でも機能
1番に起用されてから渋い働きを続けている井領。今日はようやく対左でもスタメンの機会が。そして、このチャンスを打撃で応える。
外野陣の中では打率も高いので、この点だけでも評価できるが、出塁率をしっかり残していることで更に評価が高まる。今日もイニングの先頭でしっかり出塁をし、リードオフマンとしての働きを完璧にこなした。
福田 待望の一発
ようやく出た一発。遅いよ!
福田がコンスタントにホームランを打ってくれていれば、ここまで低迷しなかった。首脳陣もそれを理解しているので、とことん我慢して起用を続け、今日ようやく少し報われた。
今日のホームランはライト方向だったので、まだ安心できない。やはりレフトへ特大の当たりが魅力打者なので、これが出るまではまだ信用しないよ。でも、期待はやはりしてしまう打者なのは間違いない。
総括
負けてはしまったが、昨日のように短期的な采配で目一杯勝つよりも、今日のように収穫と課題を見つけながらの試合となる方が今のドラゴンズにとっては良いと思う。雇われ監督としては難しいかもしれないが、チームはまだまだ発展途上なので、焦らず長期的な視点を有しながらの采配に期待したい。