【ドラゴンズ】練習試合（2/16、VS 広島）の感想
ドラゴンズ、カープとの練習試合に敗戦。
悪天候の中試合も荒れた内容となり、結果は大敗。
今年もやっぱりダメかと落ち込んでいる方もいると思いますが、良かった点も多々あり決して悲観する内容ではなかったので大丈夫です！
課題や収穫が盛り沢山の中、今回は気になった選手を中心に感想を綴っていきます。
試合の結果
2020.2.16 中日ドラゴンズ公式 (@DragonsOfficial) / Twitter
今日の練習試合は雨と強い風の影響か？打ち合いとなりました。武田選手、高橋選手、石川駿選手に本塁打が飛び出します。
— 中日ドラゴンズ公式 (@DragonsOfficial) February 16, 2020
武田選手は捕殺を２つ決め守備でもアピール、石川駿選手は途中出場し３打数３安打の活躍を見せました。根尾選手も2本の3塁打を打ちました！ pic.twitter.com/SyWfO7ZYHl
試合結果：中日8－13広島 16日 北谷
【投手】
山本4、阿知羅、梅津2、福、岡田
【本塁打】
武田、高橋、石川駿
投手陣の感想
前半の2人は良くない結果でしたが、後半の3人はそこそこの内容を残しました。
山本 4回 8安打 6失点
【2020.2.16 スポーツ報知】
先発した中日の３年目・山本拓実投手（２０）が４回に突如乱れ、１イニング５失点と炎上。予定されていた５回を持たず、４回６失点でマウンドを降りた。
山本は「４回は自分を見失ってしまった。自分を客観的に見ることができなかった。これがシーズン中なら取り返しのつかないことなので、ここで出たというのを糧にしたい」と反省した。
3回以外は内容が悪く、特に4回は四球も絡み大炎上。ここまで、良いアピールを続けてきただけに残念な結果となりました。
全うはできませんでしたが、この時期に5イニングを任せられるということは相当、首脳陣からの評価が高いのでしょう。だからこそ、しっかりと投げ切って欲しかったです。
ただ、悪い結果の中でも奪三振 5とイニング以上の三振を奪えているところに成長を感じました。昨年は好結果を残したとはいえ奪三振数の少なさはやや気がかりであり、先発で安定するためにはある程度の奪三振力が必須です。今年はどの登板でもイニング数と同程度の三振を奪っており、先発として少しずつステップアップしていると思います。
山本自身も言っていますが、打たれたのがこの時期で良かったです。もっと上を目指せる投手なので、失敗を糧に更なる成長を！
阿知羅 1回 8安打 6失点
ノーコメント！
梅津 2回 3安打 0失点
やはり素質の高い投手であり、力強い直球を投げていました。直球やコースが偏った時に軽打での被安打を記録しましたが、スライダーを上手く混ぜてからは捉えられた当たりはなく危なげない結果となりました。
ただ1つ、奪った空振りの少なさが気になりました。直球で押し込み主導権は握っていたのですが、欲を言えばもっと空振りを奪える投手になって欲しいです。彼の球ならもっと打者を苦しめることが可能だと思うので、更なる進化に期待です！
福 1回 1安打 1失点
坂倉に上手く打たれた本塁打はあったものの、今年も期待が持てる内容でした。特に、直球は昨年よりも力強さが増しているように感じました。
岡田 1回 2安打 0失点
被安打は2本記録したものの、寒い野外でもしっかり投げられたのは大きな収穫です。直球もここ最近の中では1番良かったので少し安心しました。まだ変化球の精度が低いなど課題は残っていますが、開幕から計算できそうな感触はありました。
野手陣の感想
ここ数試合は個人的に寂しい内容と感じていましたが、今日は収穫たっぷりの内容でした。
武田、攻守に活躍
2回の守備では好送球を見せ、改めて肩の強さを感じました。大島や平田にアクシデントがあったとしても、守備面では武田がいると頼もしい存在になりつつあります。
課題の打撃でも存在感を示しました。3打席目に本塁打を放ち反撃の口火を切ると、チャンスで回ってきた5打席目ではアウトになったものの強烈なライナーを放ち状態の良さを感じました。
5打席も立っていることから、首脳陣も期待の選手の1人だと思います。このチャンスをぜひモノに！
周平にも1発
昨年、右手小指を故障してからは長打がめっきり減ってしまい心配していましたが、ようやくこれが見たかったという一発を放ちました。また、一昨日に痛めた足首の状態も問題がなさそうで安心しました。
昨年もある程度の結果は残しましたが、今年はさらに上の成績を！
石川駿がようやく存在感を
このキャンプで多くの打者がアピールに成功している中、1人だけ物足りない内容に終わっていましたが、猛打賞＆1本塁打とようやく持ち味である打撃力のアピールに成功しました。
他選手と比べても守備が上手いわけではないのでやはり打撃でアピールするしかありません。今年がラストチャンス、とにかく打つしかない！
最後は根尾昂！
4試合連続安打と結果を残していましたが、個人的には物足りないと思っていました。しかし、今日は途中出場ながら三塁打を2本と見事な活躍でした！
まず、打撃を語る前に守備について。6回のフライは落下点に入っていたので、絶対に捕って欲しかったです。確かに今日の試合は悪天候であったため、風や雨などによって打球判断が難しかったと思います。それでも、内外野に関わらず落下点に入れたフライは確実に獲ってもらわなければ困ります。その後もフライが上がる度に他選手との連係が怪しかったので、絶対修正しなければならないポイントだと思います。
と守備面で厳しいことを言いましたが、打撃面は今後に期待が持てる内容でした。
まず1打席目は自身のエラーと同様にフライが見にくい状況だったので三塁打となりましたが、本来であればライトフライだったと思います。それでも、右手1本の形になりながらもあそこまで飛ばす力があるのは本当に頼もしく思います。その前のファールでは強烈なライナーも放っていたので、タイミングをしっかり取ることができれば自ずと結果は出てくると思います。
そして、個人的に大きな衝撃を受けたのが2打席目の三塁打です。アウトコース高めの直球をフルスイングしてレフトオーバー。本当に見事な当たりで、球場や守備関係なく長打になった当たりだと思います。元々、逆方向には強い打球を放っているので、やはり課題は引っ張り方向の打撃だと思います。
- どのような投手に対してもしっかりタイミングを取ること
- インコースや落ちる球を見極めつつしっかり引っ張ること
以上の2点が現在の課題であり、この課題を克服した暁には1軍で大きな力になってくれると思います。まだまだ高卒2年目、長い目で成長を見守っていきましょう！
