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【ドラゴンズ】練習試合(2/8 VS 阪神)の感想

ドラゴンズ

ドラゴンズ(1軍)、今年初の対外試合は残念ながら黒星スタート。

良い点、悪い点がはっきりとした試合でしたが、やはり試合は楽しいですね!

今回も気になった選手を中心に感想を綴っていきます。

練習試合(2/8 VS 阪神)の結果

【2020.2.8 日刊スポーツ】

<練習試合:中日6-7阪神> 8日 沖縄・北谷

チーム123456789
阪 神0003300017
中 日2020002006

【神】秋山、横山、望月、馬場、谷川
【中】山本、阿知羅、木下雄、又吉、鈴木、藤嶋
【本】武田、溝端(中)木浪、北條(神)

負けはしたものの、長打も多く出ており良い試合でした。

山本拓実 3年目の成長

投球成績
3回 被安打2 与四球0 奪三振3 失点0

昨年は高卒2年目ながら3勝を挙げ防御率は2.98と好成績を残しました。ただ内容を良く見ていくと、奪三振率 5.36やWHIP 1.39などの指標はあまり良くなく、やや運に恵まれた成績とも言えます。

運に恵まれた成績を実力で勝ち取る成績へと変えていくために、今山本が取り組んでいる課題が新球・スラッターの習得です。

この試合でも新球・スラッターを披露。制球も正確性もまだまだとは言うものの、江越と北条からスラッターで三振を奪い手応えはつかんだ様子。

短いイニングではありましたが、与四球0で奪三振3と今季の更なる成長を予感させる結果に。まだまだ開幕ローテには空きがあるので、その座をつかむ可能性を大いに感じた登板となりました。

他の投手の状況は?

山本以外の投手たちにも簡単に触れておきます。

阿知羅はかなり厳しい状況

投球成績
2回 被安打5 被HR1 与四球2 奪三振2 失点6

全く良いところがない登板でした。たかが1試合の登板ですが、今年ナゴヤドームで見る機会は無さそうだなと思ってしまうほど酷い内容でした。

他の投手たちは順調な仕上がり

阿知羅以外の投手たちは順調な仕上がりを見せてくれました。

木下雄介
フォークはとても期待が持てそうです。個人的にもドラゴンズ投手陣の救世主候補として期待しているので、昨年のような怪我だけには注意して欲しいです。
又吉克樹
起用法を見ていると、今季は中継ぎ一本でしょうか?ここ数年は先発と中継ぎのマルチで起用されていましたが、個人的には中継ぎの方が良いと思います。
鈴木博志
昨年の悪い時のように全球高めに抜けるということはなく、時折低めに決まる球を投げていました。ただ、簡単にバットに当てられているのがやはり気になります。
藤嶋健人
勝ち越しの本塁打こそ浴びましたが、色々と自分の中で試しているように見えたのでそれほど心配はいらないでしょう。無事投げられていることが何より嬉しいです。

1軍争いからレギュラーを虎視眈々と

1軍枠を争っている野手陣から猛アピールに成功した選手もおり、激しい競争となっています。個人的な予想としてレギュラー陣は昨季のメンバーでほぼ安泰と思っていましたが、あまり不甲斐ないプレイを続けているとレギュラーの座を奪われかねないような状況になりつつあります。

福田永将
先制2ラン本塁打を放ち、持ち前のパワーは健在。アルモンテの状況を考えれば、レフトのレギュラーとしてやってもらわなければ困る選手。ただ、福田の場合は調子の良し悪しの差が激しいので、実際にシーズンで打ってくれるまでは安心できません。
武田健吾
今日の試合では本塁打を放ちまた一つアピールに成功。バットにきちんと当たれば飛距離が出る打者なので、コンタクト率をもっと高めて欲しいです。
溝脇隼人
一時は同点となる2ランを放ちレギュラー争いに名乗りを上げました。打撃は昔から評価が高く守備も年々成長しています。溝脇に期待したいことはただ一つ、これ以上故障しないで欲しい。
三ツ俣大樹
打撃では二塁打を放ち、守備でも好プレイを見せるなどアピールに成功。打撃も守備も年々成長を感じるので、直倫も1軍安泰な状況ではなくなってきました。もう少し打撃面で成長して欲しいところです。

レギュラー陣には喝を

アピールする立場の選手たちが好プレイをしている一方で、周平や京田の動きには物足りなさを感じました。まだ2月と思うかもしれませんが、2選手ともレギュラー安泰の立場ではありません。お互いが抱える明確な課題に対しての成長を感じなかったのでとても残念でした。

終わりに

個人的な主観ですが、今年は例年以上に多くの選手の長打が出ているような気がします。村上コーチを中心とした強打指導の成果が出始めているのでしょうか。特に、当落線上の野手たちが打撃でアピールしているので、チームが活気づいているように感じます。

一方、投手陣の状況はまだ試合数が少ないので良し悪しは分かりません。ただ、個人的に期待している山本や木下雄が順調にアピールをしており安心しました。