【MIL】イェリッチと9年2億1500万ドルで契約延長!
イェリッチ、ブルワーズと契約延長!
球団史上最高額となる9年2億1500万ドル。イェリッチの能力を考えると安い気はしますが、それだけブルワーズに愛着を感じていたのでしょう。
クリスチャン・イェリッチの紹介
1991年12月5日生まれ。右投左打。外野手。
イェリッチの主な経歴
2013年 マーリンズでメジャーデビュー。
2014年 レギュラーに定着し、規定打席に初到達。
2015年開幕前 マーリンズと7年総額4957万ドルの契約を結ぶ。
2016年 シルバースラッガー賞を受賞。
2017年開幕前 アメリカ代表としてWBCに出場。
アメリカの初優勝に貢献。
2018年開幕前 ブルワーズへトレード移籍。
2018年 首位打者のタイトルを獲得し、ナ・リーグMVPを受賞
チーム7年ぶりの地区優勝に貢献。
2019年 2年連続で首位打者を受賞。
自打球による骨折でシーズン終盤を欠場。
ブルワーズでの成績がすごい!
マーリンズ時代も良い選手ではありましたが、ブルワーズ移籍後はさらに覚醒し圧倒的な成績を残しています。
打数 | HR | 打率 | 出塁率 | OPS | |
---|---|---|---|---|---|
2018 | 574 | 36 | .326 | .402 | 1.000 |
2019 | 489 | 44 | .329 | .429 | 1.100 |
移籍初年度となった2018年の成績も素晴らしいですが、2019年はさらにその上を行く成績を残しました。残念ながら自打球による骨折でシーズン終盤を欠場してしまいましたが、それを感じさせない成績となっています。
成績が上がった要因は?
成績が上がった要因は打撃フォームの改造で、ハードヒット率を上げるために重心を低くするフォームへと変えました。
その結果、フライ打球の割合が2018年の23.5%から35.9%に上昇。意図せずフライボール革命を取り入れた形となり、本塁打を始めとした長打が増え成績の向上に繋がりました。
契約内容
残っている契約
マーリンズ時代に結んだ7年総額4957万ドルの契約がまだ2年残っています。
- 残り2年2650万ドル
- 2020年の年俸 1250万ドル
- 2021年の年俸 1400万ドル
7年1億9000万ドルの契約延長
今回の契約延長は上記の契約に7年1億8850万ドルを上乗せする形となっており、合計すると9年2億1500万ドルとなります。
- 年俸
- 2022~28年まで 年俸2600万ドル
- 2029年の選択権
- 相互オプションで、年俸2000万ドル
行使された場合は10年総額2億2850万ドルに。 - バイアウトは650万ドル
- その他
- 全球団へのトレード拒否権
- オプトアウトの権利はなし
- 契約金の一部、2800万ドル分は繰り延べ
2029~35年まで毎年400万ドルずつ支払われる。
他の大型契約と比較
今回のイェリッチの契約を2019年以降に成立した他の野手の大型契約と比較してみます。
選手 | 契約総額 | 平均年俸 |
---|---|---|
トラウト | 12年4億2650万ドル | 3554万ドル |
ハーパー | 13年3億3000万ドル | 2538万ドル |
マチャード | 10年3億万ドル | 3000万ドル |
アレナド | 8年2億6000万ドル | 3250万ドル |
レンドーン | 7年2億4500万ドル | 3500万ドル |
イェリッチ | 7年1億8850万ドル | 2693万ドル |
やはりここ数年成立したMLB野手の大型契約と比べると、年数も金額もかなり物足りないです。イェリッチの能力は上記の5選手と比べても遜色はないと思うので、お節介かもしれませんが勿体ないなと感じます。
ブルワーズにとってはメリットだらけの契約なので、イェリッチが納得しているのであればwin-winの契約になったと思います。
万全の状態となったイェリッチが今後どのような成績を残していくのか楽しみです!