【ドラゴンズ】2/19、VS 巨人 練習試合の感想 -岡野の投球を中心に-
ドラゴンズ、ジャイアンツとの練習試合に敗北。
収穫はありましたが、残念な部分が多く課題の方が目立った試合となりました。特に、打者陣の出来にはガッカリしました。
今回は気になっていたルーキー・岡野についての感想が大半となっています。
試合の結果
【試合結果】
中日 1－5 巨人 19日 那覇
【投手】
岡野3、木下雄2、福、又吉、岡田、藤嶋
安打7本も少ないが、それ以上に長打0本というのは情けない結果。巨人の状態と比べると、かなり仕上がりが遅い状況でとても心配な試合となった。
岡野が対外試合デビュー
この試合の一番の注目ポイントはやはり対外試合デビューとなった先発の岡野でしょう。
岡野の投球内容
【2020.2.19 スポーツ報知】
1回
若林遊撃失策、坂本投ゴ併殺打、丸空三振
2回
岡本見三振、パーラ右中間二塁打、モタ右中間適時三塁打、大城二ゴロ、石川中前適時打、炭谷中飛
3回
若林左飛、坂本右飛、丸左安打、岡本捕邪飛
3回を投げ、4安打2失点。今日は短いイニングでしたが、改めて試合を作れる先発だと思いました。ただ、いくつか気になる点もあり、今後の修正がまだまだ必要な投手とも感じました。
注目ポイント
岡野の良さは制球力が安定していることです。よって、目指して欲しい選手像は吉見だと思います。そこで、今回は以下の注目ポイントを考えました。
- 四球を最小限に抑えられるか？
- 三振を奪えるか？
- ゴロ主体の投球ができるか？
投球を分析
上記の3観点から今回の岡野の投球を分析しています。
四球を最小限に抑えられるか？
今日の試合での与四球は0と、前評判通りやはり制球力が高い投手です。
即戦力を期待されているルーキーとはいえ今日が対外試合デビューなので、ある程度打たれることは想定していました。ただ、四球を連発して試合を壊してしまうことだけは避けて欲しかったので、制球力が評判通りの実力で安心しました。
三振を奪えるか？
今日の試合での奪三振は2個。
上記のように制球力の評価は高いですが、決め球にやや不安を抱えているという課題があります。今日の試合でも2つの三振を奪ったとはいえ、決め球に苦しむシーンもありました。
それでも、全く可能性を感じなかったわけではなく、岡本への三振はかなり期待が持てる内容でした。持ち前の制球力を活かした配球で三球三振と、岡野の能力の高さを感じた投球でした。
ゴロ主体の投球ができるか？
ここまで制球力が高い投手と評価してきましたが、低めへの制球については少し気になる内容でした。
岡野はタイプ的にランナーをためながらも粘り凌いでいく投手です。そのためにも、長打の危険性があるフライではなく、ゴロを量産する投球術、つまり低めにボールを集める制球力が重要だと思います。
今日の試合では、低めにボールが集まらず初球から甘めに行くケースが多々ありました。そのため、投球結果でもゴロよりフライの方が多くなっており、失点につながる長打も浴びました。
前評判通り四球で崩れるタイプの投手ではないと思いましたが、プロの打者を抑えるための制球力については課題が残りました。
