強気の竜 【8/15 VS巨人】

ドラゴンズ ジャイアンツに勝利！

こういう野球が見たかったんだよ！

ロドリゲス パワーピッチ

祝、初勝利！

力で押す投球、今日は前回以上に速球系のボールが目立っていた。4回は危ない投球となったが、それ以外のイニングは文句の付けようがない素晴らしい投球。また、中5日ながら7回まで投げ切ったのもとても大きな収穫。

冴えた速球系！

1巡目は80%を占めるなど序盤から速球系主体の投球となっていた。そして、有効的に使うことができていた。

特に、目立ったのは左打者のインコースへの速球。面白いようにズバズバと決まっていた時はかなり厄介な球だったと思う。

今回はわざと速球「系」と書いた。ロッドの速球は色々な動きを見せ、本来は数種類の球種に分けられるボールである。しかし、日本の環境では投球について細かい分析ができないので、彼の魅力の一端しか知ることができないのは残念である。

コントロールにやはり課題

快調な序盤から一転4回はかなり危ない投球だった。よく1点で収まったなという印象。

この回危険になった要因はやはりコントロールの乱れ。どの打者に対してもボール先行のカウントにしてしまい、上記で触れた左打者へのインコースも決められなくなった。

何とかスライダーを織り交ぜながら凌ぎ切ったが、本当に紙一重のイニングだった。序盤を見る限り長打さえ気を付ければ、なかなか点を取られそうな気配がなかっただけに、技術的にもメンタル的にも課題を感じた。ただ、彼はまだ23歳と若く経験の少ない投手。その若き投手が絶体絶命のピンチを最少失点で切り抜けたことは逆に評価すべきかもしれない。

郡司のリードも良かったよ

試合前、あるいは試合中にどれほどベンチが関わっているかは分からないが、今日の郡司は本当に素晴らしいリードを見せていたと思う。

今日のロッドは素晴らしかったと評価はしたが、スライダーの制球がイマイチなど序盤から危うい点もあり、一歩間違えれば4回のような苦しい投球となってしまう危険性もはらんでいた。しかし、そうした危うさをほとんど感じさせなかったのは郡司の取捨選択が大きかったと思う。

勝ち試合で最初から最後までマスクを被ることができ、間違いなく本人にとって手ごたえを感じた試合となったでしょう。

打線も間違いなく上向き

田口を攻略するには低めをしっかり見極め、少し高く浮いた球を仕留める。まさにこの攻略法通りの攻撃を見せ、早々にノックダウン。

「スタメン」でライト・アルモンテ

昨日も触れた要注目の策、ライト・アルモンテ。今日はいきなりスタメンから敢行。

今日も直接的な機能は見られなかったが、ライトにアルモンテを置けると相手によりプレッシャーをかけられる打順が組みやすい。

ただ、気をつけて欲しいのはやはりコンディション管理。アルモンテのいる、いないで打線の印象がかなり変わると改めて感じたので、再離脱だけは何としても防がなければならない。

ビシエド 久々の一発！

今日のホームランが約1カ月ぶりの一発。長い不調だったが、ようやくトンネルの出口が見えてきた感じかな。

わざとではないけれど菅野に食らった死球からリズムが狂ったビシエド。ジャイアンツ戦できっちりお返しができたのは良かった。明日も打って、倍返しといこう！

総括

ライト・アルモンテをスタメン起用、ロドリゲスを7回まで引っ張るなど今日は強気の姿勢が目立った首脳陣。そして、この姿勢がチームの勝利に繋がったのは言うまでもない。悲しい話だが今のチームは守るものがない状況なので、攻めて攻めて攻めまくるドラゴンズをもっと見たい！