小笠原、試合は作ったものの…… -3/15 VSロッテ オープン戦の感想-
ドラゴンズ、マリーンズとのオープン戦に勝利。
オープン戦最終戦も勝利し4連勝フィニッシュ。一時は最下位争いをしていましたが、オープン戦の最終順位は8位となりました。
今回は、気になった選手を中心に感想を綴っていきます。
試合の結果
【試合結果】
中日 4-2 ロッテ 15日 ナゴヤD
【投手】
小笠原6-藤嶋1-福1ー岡田1
4人の投手リレーでロッテ打線を2点に抑えるもやや相手打線に助けられた形に。
一方の打線は安打こそ6本で終わったものの、主力陣の状態は良い。まだ万全ではありませんが、あまり心配はいらないでしょう。
小笠原、試合は作ったものの……
6回8安打2失点 2四死球
結果だけを見ればしっかり試合を作り開幕ローテは当確と評価できるかもしれませんが、課題の方が多い投球内容だったと思います。
正直状態の悪いロッテ打線に助けられた登板でした。
- 速球は不安定
- チェンジアップが高めに抜ける
- 決め球に苦しむ
以上の3点が今日の登板で気になった点です。
しっかり空振りを奪える速球もありましたが、指にかからず中途半端な速球も目立ちました。また、制球も甘く相手のミスショットに助けられた場面が多かったです。
一方で、決め球であるチェンジアップもまた精度が低い状態。本来であれば低めに集めなければならない球ですが、ことごとく高めに抜けており制球できていませんでした。
チェンジアップが使えない状態では当然決め球に苦しむ投球に。2ストライクまでは上手く追い込んでも、決めきれず痛打される場面もありました。最終的に奪った三振は0と物足りない結果でした。
カーブの状態が良いので試合は作れましたが、それ以外の球種が機能しておらず苦しい投球内容でした。この投球内容を踏まえると、開幕ローテ当確はとても出せる状態ではありません。
藤嶋、まだまだ心配な状態
1回完全投球 2三振
1回をパーフェクトに抑えたものの、小笠原と同様に相手に助けられた登板でした。
本来であれば厳しいところにズバズバと決める制球が魅力の投手ですが、全体的にボールが高かったです。状態の良い打者であれば長打を打たれていてもおかしくありませんでした。
追い込んでからズバッと決めて見逃し三振を2つ奪ったのは流石ですが、全体的にらしくない制球となっており心配な状態です。
周平、準備万端の打撃内容
3打数2安打1打点
長打を含め2安打を放ちチャンスには最低限の犠牲フライを打つなど、しっかり結果を残しました。
2本の安打はともに周平らしいライナー性の当たりで状態の良さを感じました。偶然だと思いますが、2番を外れてからは内容の良い打撃が続いています。
ただ、打球はアベレージヒッターのような打球となっており、昨秋から目指していた長打力アップは期待できなさそうです。
もっと多くの本塁打を見たい自分にとっては残念ですが、昨シーズン終盤の状態の悪さは払拭できているようなので、その点については一安心といったところでしょうか。
郡司、ルーキー離れした打撃内容
3打数1安打
昨日の試合ではノーヒットながら種市のフォークをしっかり見極めるなど2四球を選び存在感を示しました。
そして、今日の試合では長打を放つなどルーキー離れした打撃が続いています。
郡司の魅力はやはりボールの見送り方です。プロの球に対してもしっかり見えており、オープン戦での出塁率は5割を超えています。チームにはあまり四球を選べる打者がいないので、この点だけでも期待が持てる打者です。
捕手というポジションなので出場機会は限られていますが、チームでトップクラスの打撃内容を残しています。欲を言えばもう少し長打が欲しいところですが、この点についてはもっとプロのボールに慣れてから期待しましょう。
素人には捕手の守備について詳しく分からないのですが、打撃については間違いなく即戦力。捕手なので難しい部分もありますが、少しでも多くの打席を見てみたい選手です。